2021年04月22日

アジアン・ヘイト(米国のアジア系住民に対するヘイトクライム)と先輩の言葉

パンデミックが始まって以来ずっと、世界でそしてアメリカでアジア人に対するヘイトクライムが多発・急増していますが、そのことが日本でも最近はニュースになっているようですね。日本からご心配のメッセージいただくことが増えました。気にかけていただいている方たちに、心から、ありがとうございます。

私たちが住んでいる地域では、基本的には、あまり心配なことはありません。近所を散歩したりジョギングしたりしていると(感じ悪い人もいるけどw)向こうからこんにちはと声をかけてくれる人がほとんどです。ただ、息子が一人で外に散歩やジョギングに行く時、「気をつけてね」の声にいつもよりももっと気持ちが入るようになってしまっているのは事実です。万が一、の可能性を、以前よりも考えてしまうのは確かです。

特に都会に住んでいる友人たちのことは気になります。実際に怖い目にあった話も、一度ならず、直接聞いたことがあります。だから、在米の友人たちと「お互いに気をつけましょう」と、挨拶の如く、声を掛け合うことも多くなりました。コロナ感染の心配だけじゃなくて、今はむしろそれよりも、身の危険の心配、ですね。

そんな、最近では常套句になってしまったかのような挨拶のやりとりの中で、「アメリカは良い人たちも沢山いるので、なるべくポジティブな面を見て頑張りましょう」という言葉を、長きにわたり米国に在住してご活躍していらっしゃる母校の先輩からもらいました。

沁みました。

そして、ああ、この人は強いなあ、さすがだなあ、と思いました。
用心は怠ることなく、でも、見習いたいです。


posted by coach_izumi at 03:56| アメリカの生活

2021年04月14日

ワクチン接種完了しました

ファイザー2回目ミッション、コンプリートしました。
家族の中で先陣切って(?)ワクチン接種完了です。

NY州は先週から16歳以上が接種可能になったせいか、初回の時は待ち時間ゼロだったのに、今日はもっといっぱい人が来てて、外で20分くらい待って寒かったです。ただ、建物の中に入ってからは結構スルスルと進んで、接種後の待機時間15分を含めても会場に到着してから45分後には帰宅の途につくことができました。

接種会場はいろいろあるとは思いますが、私が接種をしたのは郡の大きなイベント会場(自宅から車で30分)で、どんどん人が来てどんどん打ってどんどん帰って行く、もうそれは”大量接種の流れ作業”。良くいえばとても効率がよくて悪く言うとちょっとなんか大雑把な感じ?でしょうか。日本みたいに住民台帳に基づいて照会して、みたいな手続きはないので、ネットで予約した際の予約券とIDを確認したら、とにかく打てや打てやと言うか、ほら、あっち行ってね、ほい、こっち来てね、はい、さあ打って、じゃあ、こっちで15分待ってね、そしたらあとはご勝手に、って感じ?です。やはり同じ会場で一回目を接種済みの夫が「徴兵される時の身体検査ってこんな感じだったのかなあ、と思った」と言ってたんですが、なるほどね、と思いました。

会場には外にも中にも軍人さんがいて、列に加わる最初の(予約券の)チェックは前回も今回も軍人さん。列の整理をしてるのは多分ボランティアの人で、他にもいっぱいある受け付けブースでIDをチェックしてる人もいて、接種スペースもいっぱいあって、とにかくがたくさんの人が働いていたけど、みなさんとっても効率的で感じよくて、わざわざ私に挨拶の声をかけてくれる人もいて(このご時世なのであえて私にそうしてくれてるのかかな?とも思った。)看護婦さんもとても明るくて優しかったです。接種後に満面の笑顔でコングラチュレーションズ!と言ってくれたのが、接種が完了したことそのものよりもよっぽど、ジンと来た。アメリカのポジティブさと言うか良心みたいなものを感じることができた気がしました。

それにしても、今や1日に300万人とか400万人のペースでワクチン接種が進んでいるアメリカ。あの殺伐さすら感じるでかいイベント会場で肌感覚で感じた、(細かいことはいいから?)とにかく打つぞ打つぞ的な、若干雑な感じすらしてしまう、力技と言うか、力づくというか、機動力というか、組織力というか?なんかよくわかんないけど、なんと言うか、すごいんですけど。そしてその気になりゃこういうことができるなら、そもそもどーしてこんなにたくさん感染して死んじゃったの?もっと最初から本気でやったら、もっとなんとかなったんじゃないの?と、思ったりするんですが、「それはまた別なんじゃない」(by 夫)ということで・・・ 

振り幅デカすぎだよ、アメリカ。


posted by coach_izumi at 02:12| アメリカの生活