独立記念日で3連休となった週末の中日、ニュージャージーのモタイ・ジュンさんのお宅でレゴ・シリアス・プレイ・メソッドのワークショップを行いました。ジュンさんは、東京で初めて受けたコーチングのトレーニングでいわばクラスメートだったのですが、当時からすでにアメリカに長くお住まいで、私がアメリカに引っ越してきてからもずっと交流が続いていました。
当時はまったくコーチングの初心者だった二人でしたが、その後ともにプロ・コーチの資格を取り、それぞれ活動をしてゆく中で、今回ジュンさんが企画したご自宅で一日リトリートで行う際のアクティビティーのひとつとして、レゴ・ワークショップをしてくれませんかというお誘いをいただきました。もちろん、喜んで〜、と朝から車で一時間かけて出向きました。前日、前々日と嵐に見舞われたアメリカ東部でしたが、この日は快晴!おまけに涼しい!ドライブ日和、リトリート日和、そして(リトリート終了後の)バーベキュー日和!でした。
今回のリトリート全体としては、参加者の価値観、人生の目的、ミッションステートメントを明らかにしそれにともなうアクション・プランを決めて、それを約束・宣言する、という流れがあって、レゴ・ワークショプはそれを助けるものとしての位置づけ。だからお題の設定なども、この流れに沿ったものとして行いました。
レゴ・ワークショップは午後に行ったのですが、その前の午前中にすでに二つほどアクティビティーを行っていたので、参加者の頭の中はすでにウォームアップされている状態。いつにも増して皆さん「すんなりと没頭」(笑)してくれました。
「結構出てくるもんですね〜」
「ブロックの意味がどんどん深まってくる」
「いつもは使わない頭の部分を使ってすっっっごく疲れた」
「時間の経つのが速かった」
「レゴって、深いですね」
などなどのご感想をいただき、まずまずご満足いただけたようなのですが、壮大なテーマを扱うには、時間が少し短かったな〜、という感も私の側に残ったのも事実。もちろん2時間やそこらで「人生」が見えるわけもないのですが。ただ今回はこのレゴ・ワークショップでの気づきをその日に続いて行ったアクティビティーの中でより明確に言語化しアクション・プランにおとしてゆく・・・というプロセスを踏む事ができたのは、面白い&有益な試みだったな、と感じました。
参加者のみなさんはアメリカに夢を持ってやってきてそれを着実にかなえつつあるとてもパワフルな人たちばかり。そしていろ〜〜んな人種や民族が一緒に生きているニューヨークの魅力をめいっぱい満喫している素敵な人たちです。もちろん色んな葛藤もあるんだけど「まずアクセル踏み込んで、ハンドルは後からきる!」(みなで大ウケ)という、参加者のお一人がおっしゃった言葉に表れているように、悩みがあるからと言って止まっていたりはしない、行動派の人たち。次にお会いするときには、きっとまたそれぞれの人生が展開してるんだろうな、どんな風になっているんだろうな、とわくわくしてしまうような方達ばかりでした。
私にとって、レゴのワークショプはちゃんとフィーをいただいて行うお仕事、ではありますが(今回もちゃんといただきました!)、その枠組みを超える気持ちになれる、こういう人たちと知り合える機会をいただいてすごくラッキーだな、と感じました。
で、リトリート終了後は、ジュンさん宅のプールサイドでバーベキュー。「あの、すみません、ここホテルですか?」くらいの素敵なセッティングの中、屋外にも聞こえるように設定されたスピーカーから流れてるジャズ・ピアノの調べを聞きつつ、リトリート主催のジュンさん自らがホストとして焼いてくれた前菜の(!?)ポーク・リブ、そしてステーキ、しめにはおいしいコーヒーと抹茶ロールケーキなどなどいただいて、おなかいっぱ〜〜い、食べる食べる。
自分の内側にあるストーリーをシェアした人間同士で、こういう時間を持つのは、楽しいだけじゃなくて安心できてとてもオープンな気持ちになれるもの。参加者と主催者・ファシリテーターという垣根を越えて、いろんなお話に花が咲き、とても充実した快い時間を過ごしました。
一日リトリートのあとにお腹いっぱいになって、帰りの運転はなんかちょっと眠かったけど、無事帰宅。ロールケーキの残りも「ご家族にどうぞ」というお言葉に甘えてもらってきちゃったし、繰り返しになりますが、仕事で行ったんだけど、それ以上のものを(出会いとか、ですね)こっちがいっぱい「もらった」(別にケーキのことだけじゃなくてね)、そんな一日でした。
2014年07月06日
モタイ邸で人生と夢を語るワークショップ
posted by coach_izumi at 23:09| Coaching Sessionsーコーチング・セッション