先日、大腸内視鏡検査をしました。私は遺伝的要素があるので、40代の始めのころから定期的に検査しているのですが、アメリカでするのは初めてでした(ちょっとどきどきでした)。
ところ変われば、で、同じ大腸内視鏡検査でも、アメリカと日本は色々違うのですが、ひとつ大きく違うのと思ったのが、大腸の中をきれいにしておくのが全て患者の自己責任、ってとこでしょうか。日本だと看護婦さんが排泄物の状態をチェックしてゴーサインを出すんですど、今日は、ただちゃんと下剤を飲んだか どうかとかアイスクリーム(なぜ?)やヨーグルトを食べなかったかどうかとか聞かれて排泄物(と言っても、もう水そのものみたいのが出るだけの状態になってい るわけですが)を「ブラウン?イエロー?」って聞かれただけです。「イエローだよ」と答えると(これがどういうことか、日本でやったことある人には分かると思うのですが)、「あら、いいじゃな〜い」って感じで、はい、じゃ、やるわよ〜、みたいな感じ。え、でもさ、いざカメラ入れてみて、あら、こんなんじゃ検査できないわよ、じゃ、どうすんのかな〜?とふと思った私なのでした。そういえば、検査が終わった後にYou did really good!って担当のお医者さんに声かけられたんですが、いざ検査が始まったら私は何もしてないわけだから、 ちゃんとお腹のなかをきれいにしてきてエラいね、って言ってくれたんだと勝手に思ってます。
ほかにも色々あるのですが、今回のハイライトはなんてったっ検査を担当してくれた麻酔医さん。カメラを操作して検査をしてくれた私の担当医さん、イェール大学ご卒業ってことで かなりエリートだと思うんですけど、それに加えて、きれいではつらつとした、とても感じの良い女性でしたで、その担当医さんとームを組んで私の施術にあたってくれた麻酔医さんが、これまた、驚くほど上品できれいな女性ですごぶる感じがいい女性なのでした。いや、別に お医者さんの中にきれいな女性はたくさんいるし、きれいな女性がお医者さんにならないということではないし、優秀できれいだったら性格は嫌なヤツに違いない、なんて思わないけど、なんちゅうか、天はいろんなものをどっか一カ所に集中させるのね〜、って感じてしまいました。
で、これは前置きなんです。
この麻酔医さん、お上品でおきれいな見かけのわりにわりとくだけてるというか、「ええ、あなた、48なのぉ?30代だと思ったわ〜。いや、最初見たとき、 30いくつかと思ったら、カルテみたら48っていうから驚いちゃった〜〜、ほんとびくりよ〜You are looking good!」と、なんか、すごいカルいノリっていうか、フレンドリーに話してくれたのです。悪い気はしなかったけど、アメリカではアジア系は確かに若く見られることは多いので、てきとうに「いえいえ、あなたの方がお若いじゃないの〜」みたいな世間話をしていたのでうね。ちなみに、これ、麻酔の用意しながらの会話で、わたしは、施術用のガウンだけ素っ裸の体の前半分にかけてる状態でしたf^^; (←このガウンの下は素っ裸状態、っていうのも日本と違います。日本はどははと笑ってしまう、おしりに穴の開いた紙のパンツを履くから・・・これ、余計恥ずかしいと思うのはワタシだけ・・・??)
と、で、ここからが本題なんだけどって感じでその麻酔医さん、Are you originally from Japan?と聞いてきたのです。
この質問も聞かれる頻度あ高いので、そうだよ、と答えたら、ちょっとだけ間をあけて、でもすごおく聞きたそうに、「ね、ね、マリエ・コンドーって知ってる?」って聞いてきたのです。
最初、はぁ?って思ったんですが、ああ、あの、「人生がときめく片付けの魔法」の本を書いたこ んまりさんこと近藤麻理恵さんね〜、と気がつき、「うん、知ってるよ、私も読んだよ」と返したところ、「わたしも読んだのよ〜っっっ。すごいわよね、あれ、life changingだわっっっ」とやたら盛り上がっている(*注 英訳されて、アメリカでかなり売れているということです)。そして「ほんと、my life is changingなのよ〜っっ!」とさらに盛り上がるのです。あ、もちろん、この間ずっと麻酔準備中です。
で、私の担当医が、何それ、とやっぱり施術の準備をしながら彼女に尋ねると、その麻酔医さん「life changing tidying up について書かれてる本なのよ〜」と答えるのです。で、担当医さん、何のことか分からず「ふ〜ん?」って感じだったんですが、そんな反応いまいちな彼女に対してmy life is REALLY changing!!!と続けてコーフン気味に主張する麻酔医さん。もうほとんどガールズトーク爆発。いままさにお尻の穴から(失礼)カメラを入れられようとしているまさにその直前、私、もんのすごく、ウケてしました。
そして思ったのです。
すごいな、こんまりさん。
と、このあたりで、は〜い、鎮静剤が入りますよ〜、みたいに言われて、気がついたら全部終わってたんですが、今回のアメリカはニューヨークにて大腸内視鏡検査をして一番ウケた、いや、感銘を受けたのは、
こんまりさん、偉大だわ〜
ってことでした^^
2015年11月03日
ニューヨークで大腸内視鏡検査してみた、そして「こんまり」さんの偉大さを知った、の巻
posted by coach_izumi at 10:48| Slices of My Lifeー徒然ノート