2018年05月22日

一緒に手綱を握りしめながら

先日、10回のコーチング・セッションを終えられた方から印象的なメールをいただきました。ご本人の許可を得て一部抜粋、以下ご紹介します。

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10回のコーチングありがとうございました!
コーチをしてくださり、一緒に手綱を握りしめながら、ハリケーンを乗り越えてくださりありがとうございました。
和泉さんのコーチングを受けて、本当に良かったと思います。
一番しんどい時の乗り越えられたのは、自分の中で大きかったです。
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このような言葉をいただいて、本当に嬉しく、甲斐があったなあ、と思いました。が、それ以上に、最初に感じたのはこの方がご自分がコーチングを受けていらした時のご自身の状況・状態をとても的確に表現していらっしゃるなあ、ということでした。

「一緒に手綱を握りしめながら」。

なるほど、そうだなあ、と。決して私がああしろこうしろと言ってそれに従わせたわけではなく(と言いつつ、実は私は「ぶっちゃけ・・・〜したら?」と時々言うけど。笑)、この方がああしたいこうしたいと言って私がそれに合わせただけでもなく、「一緒に」ハリケーンの中、歩いたり走ったり止まったりしましたね〜、と。

でも、このメールをいただいてしばらくして、またちょっと違うことを感じたのです。手綱を握っていたのは、やはりこのクライアントさん本人だったのだと。

私は・・・手綱を握っているご本人の手を、様子を見ながら、上から包んでいた程度で、時々ハリケーンの瞬間風速が激しくなって、ひっくり返りそうになったり手綱を握る手が危うい、と感じた時にだけ、えい、と手綱を一緒に強く握った程度だったなあ、と。時に緊張感や切迫感を持って、時に順調に楽しそうに、手綱を握って進むクライアントさんの横で、私はそのリズムを感じながら一緒に前方を見たりクライアントさんの横顔を見たりたまに後ろを振り返ったりもしながら、実は手綱はクライアントさんに任せて横に座っていた、そんな感じの時も結構あったんじゃないかなあ、と。

つまりは、ただ一緒にいただけ、とでも言うか。でもどんなお天気の時もただ一緒にいる、っていうこともまた、自分の役目の一つだったのかなあ、とか、考えながら、10回のセッションを振り返ったりして。

このクライアントさんとは(も)結局一度も顔を合わせることなく(互いの顔を見ることもなく)導入セッションから始まって10回のセッションを完了しました。それなのに、なのか、それゆえに、なのかは分かりませんが、この方がとても聡明で真面目でご自分の人生に真剣に向き合ってらしてて、でも人生を楽しむ力があって、そしてきっとおしゃれな素敵な方なんだろうなあ、というのは容易に想像できました。

いつかどこかでナマご本人に会える日が来るのか来ないのかも全く分かりませんが(そしてどちらでもいいのだと思っていますが^^)こんな風に人と関わり合えるって、コーチングって、なんか面白いなあ、と素直に思ってます。