2014年10月26日

アメリカの学会でレゴ・シリアスプレイをしてみて感じたこと

今日はSIETAR-USAという組織の年次学会でレゴ・シリアスプレイのワークショップを行いました。SIETARはSociety for International Education Training and Researchのことで、日本支部とヨーロッパ支部、そして今回私が参加したアメリカ支部がある、いわゆるグローバルな組織。私は日本支部(SIETAR-Japan)の年次学会では何回か発表をしたこともあるし、そこの学会誌に論文が掲載されたこともあるのですが、USA支部については全く関わったことがありませんでした。プロポーザルが審査を通った上での、プレゼンテーションのひとつの形態としての、ワークショップの実施ではあったのですが、かなりアウィエ感の強い参加だなあ、と思いつつ、NYからほぼ丸一日かけたくらいの感覚でもって西海岸のポートランドに昨晩到着したのでした。

今年のテーマは”Pioneering Intercultural Leadership: From Awareness to Action”というもの。このテーマを見たときに、レゴ・シリアスプレイと親和性があるんじゃないかな?とピン!と感じて、”Creating Intercultural Leadership with LEGO Bricks: ‘Serious Play’ with Our Cultural Self and Others”というお題目のワークショップでプロポーザルを出したのは半年以上前だったでしょうか。プロポーザルの短い方のヴァージョンを今回のブログの下に記載しておきますので、ご興味のある方はご一読を。

今回は自分にとって理想のIntercultural Leadershipについてのモデルを作り、語ったあとで、自分が属する(と思われる)Cultural Groupの特徴(と自分や他者がみなすもの)についてのモデルを作り語るとう段階を住みました。そして、それらふたつを統合して、自身のCultural Identityを生かす形でのリーダーシップについてつくり語る・・・というようにワークショップをデザインして進めました。
(なぜここで自身のCultural Identityというものについて今回のワークショップ取り入れようかと思ったかということには理由があるのですが、ここでは割愛。)

ワークショップの間やその後の参加者の声を聞く限りでは、いつもと同じように「普段は気がつかなかった自分の考えが浮かびあがってきた」とか「最初は一体何をしゃべるのさ、と思ったけど、話しだすとどんどん出てきた」とか、そういうフィードバックをいただきました。「なんか、ばかばかしいわ〜」なんて最初は言っていたコワもての(笑)ご夫人も、「はい、時間で〜す」とこっちが言ってもつくるのをやめないくらい夢中になってるし(笑)、質問もコメントも鋭くてすごくいい感じ。ときどき「おぉ〜〜」なんて声も、お互いのコメントに対してあがっていて、一定の貢献はできたかな、と少し安心。

ただ、正直言って、今回、自分がプロポーザルを出したときに自分が描いていたようなことが達成できたかどうかというと、そしてこの学会の今年のテーマであるPioneering Intercultural Leadership: From Awareness to Actionにぐっとせまることができたかな、というと、う〜ん、自分としては不満足です。

確かに、かなりチャレンジングなテーマではあった。加えて色々と不便な状況があったり制限がきつかったりした(本来は2時間枠で審査に通っていたのに諸々の事情で1時間半になってしまったとか、ワークショップが始まるまでどこのどんな人が何人くるか全く分からないとか、参加者のタイプとか)。にしては、無事にやりきったじゃん、とも言えるのですが、あくまで「無事にやりきった」レベル。というのが自己評価(ちょっと低いかもしれませんが、今日はあえて)。

もっと、なんかできなかったかな。「やりかた」によっては、あるいは、私の「あり方」によっては、もっと大きなインパクトを、こんな状況の中でも、いんや、どんな状況の中でも、生むことができたんじゃないかな。そんな気持ちがぬぐえない。具体的に「ここをこうすれば良かったかも」「あれはすっとばして、こっちにフォーカスすれば良かったかも」という具体的な「改善案リスト」、ここでは割愛しますが、出る出る。早速、来週末の(まったく違うタイプの)ワークショップで速攻改善したい点も出てきました。

決して失敗したわけじゃなかった。
むしろ、時間その他の不便さや制限を考えれば、よくやったんじゃないの、とも思う。
参加者も、喜んでたじゃん。
ね?

でも関係ない。
ワタシが、私の、力不足を感じた。
もっと、もっと大きな深いインパクトを生み出すことは、可能だったはず。

時間その他の不便さや制限は確かにあったけど、なんちゅうか、それ、関係ないでしょ?って、自分に言い放つ自分がいます。
私には、それらを凌駕するほどの力量、むしろ、ひっくり返しちまうぐらいの圧倒的な力、が自分にはまだない。

そう、「まだまだ」なんだよね〜。

そしてそれはあたり前のこと。「まだまだ」なのは、当たり前だ。

そして、こういうこともの、やっぱり「やったからこそ」分かるし言えるんだよね〜(と自分を褒めることも忘れない^^:)。

痛感、というよりは、確認、という方が言い方がしっくりくる感じ。
くやしいけど、納得できる、そんな感覚の中に今、います。

今日の私は、最近の私にしては、自分に厳しい(あれ、厳しくない?笑)、かもしれません。
でも、それが自分を否定すること、にはつながっていない。

同時に、そのことも感じています。

これは、驚きに値するべきことなんです。ジツは。
これは、これは、かなり以前と違うぞ、ワタシ。

実はこれが一番、「今日のすごいこと」かも^^  です。

やっぱり、成長してるじゃん、ワタシ(と、結局やっぱり、最後は褒めて終わったみた。笑)。

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Creating Intercultural Leadership with LEGO Bricks: “Serious Play” with Our Cultural Self and Others 
Workshop

The present workshop demonstrates an alternative and innovative way by which we can explore our stereotypes (and even prejudices) about cultural self and other, and engage in dialogue about them in a safe and playful environment. Participants of this workshop will further build (literally with LEGO bricks) intercultural leadership from a place where they obtained deeper insights and/or thoughts about their own perspectives about cultural self, other, and the relationship between the two and talk about them openly. This workshop employs the technique of LEGO SERIOUS PLAY Method (LSPM), LSPM is a radical, innovative and experiential process designed to enhance innovation and business performance and is being used at companies worldwide. In this workshop, participants will build models with LEGO bricks and share their stories about the very model they build. The bricks function as a catalyst and trigger the process that participants were previously unaware of. Metaphoric aspects and tactility of LSMP create a safe and playful environment where participants can freely define and express their thoughts and gain more meaningful understanding about cultural self, other, and their relationship.

Izumi Funayama, Ph.D., was a lecturer and an associate professor at Kumamoto University, Japan from 2002 to 2012. She is currently a guest faculty at Sarah Lawrence College. Izumi is a Certified Professional Co-active Coach and Certified designer and facilitator of the LEGOレジスタードマーク SERIOUS PLAYレジスタードマーク Method.





posted by coach_izumi at 13:14| Workshopsーワークショップ

2014年10月11日

「秋のレゴ・カフェ女子会」開催します

【秋のレゴ・カフェ女子会】

食欲の秋、スポーツの秋、思索の秋。そして自分を見つめる秋。
じっくりゆったり、こじんまりと楽しく、レゴ・シリアスプレイをするのに最高の季節です。ということで、秋のレゴ・カフェ女子会、以下の要領で開催します。

ご参加希望の方、または興味がある方は、以下メールアドレスまでご連絡ください。
contact@coachnoizumi.com

ご参考までに、過去のワークショップについてブログを、以下私のホームページのサイトからご覧いただくことができます。
http://www.coachnoizumi.com/seminar/index.html

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<日時>
第一回 
11月14日(金)
10:30〜12:30 レゴ・シリアスプレイ・ワークショップ
12:30〜13:30 ランチ

第二回
11月15日(土)
11:30〜13:30 レゴ・シリアスプレイ・ワークショップ
13:30〜14:30 ランチ

第一回、第二回とも、場所と費用は以下の通りです。

<場所>
NY州ウエストチェスター 船山和泉宅

<参加費用>
ワークショップ+ランチ $60
ワークショップのみのご参加 $55
*上記料金にレゴ・ブロック代は含まれません。
*ご希望の方には、ワークショップでご自身がご使用されたレゴ・ブロック(ミニセットが3セット)を15ドルでお譲りします。
posted by coach_izumi at 14:04| Workshopsーワークショップ

2014年06月20日

「レゴで自分発見カフェ」@丸の内3x3ラボ

日本滞在の最後の夜は、丸の内の3×3Labo(さんさんラボ)というコミュニケーションスペースで「レゴで自分発見カフェ」を実施しました。
これは企業間フューチャーセンターという一般社団法人とのコラボとして実現したもので、企画者は新卒で入社した某広告代理店時代の同期女子の小林明子氏。彼女との縁については別のところでも書いていますが、なんと今回20年ぶり(!!)の再会を果たして(でも互いに違和感全くなく旧姓の名字を呼び捨てし合い。笑)コラボ企画実現。

ひとつのテーブルに6名×3卓=18名の参加者を募集したところ、即日満席になり、当日もまだキャンセル待ちのお問い合わせがあったとか。レゴ・シリアス・プレイ・メソッドに対する関心の高さを感じます。みなさん東京で働くビジネス・パーソンで、会社からのお帰りにご参加いただきました。

今回のワークショップは、以前マンハッタンで行ったものとほぼ同じ段取りで、
「今の自分」「他者から見た自分」「なりたい自分」についてそれぞれ作り&語り、最後に3つの自分を統合するところで「今の自分」から「なりたい自分」になるストーリーを構築してゆく、というパターン。

今回のワークショップに「他者から見た自分」をお題目のひとつとして入れたい、というのは、スカイプ・ミーティングの際に実際にこのモデルを作る&語る体験をした小林女子(女史?夫人?)たっての要望でした。というのは、彼女自身に、最初は「自分は本当はこうじゃないのに」と思っていた「他者から見た自分」の中の要素が、「なりたい自分」になるためのストーリーを構築していく上で意外にもキー・ファクターになり得るのだ、という発見があって、「この“自分”を見てみるのって、オモシロイ」という感覚を持っていたからです。

ワークショップの参加者の語りを聞いていても、もちろん様々な反応があるとはいうものの、この「自分は本当はこうじゃないけどこう思われてるんだろうな」と最初はとらえがちな「他者から見た自分」が、意外に意外に(時にひねり技を用いて、という感がありながらも)「なりたい自分」になるために、「使える」ファクターだったりする・・・・ということが随所に見られました。

最後に一言づつ感想を述べてもらいましたが、参加者みなさんそれぞれに「気づき」があったことが感じられて、お役に立てたかな、とほっとしました。その「気づき」は明日からの行動(の変化)に直結するものであったり、モチベーションをアップさせるものであったり、という比較的ワークショップの「効果が見えやすい」ものである場合もありますが、その他にもぼんやりとは分かっていたことの確認であったり、あいまいにしてきたことがはっきり見えたことでかえってへこんだり、これまで思っていたことがひっくり返ることで逆にとまどったり、という場合など、十人十色です。

でも自分自身を「メタ」で見つめてそれを「カタチ」にすること(を可能にするこのメソッド)のインパクトの大きさを感じたというのは、参加者のみなさんに共通する部分だったと思います。

以前マンハッタンで行ったものとほぼ同じ・・・ではあったのですが、マンハッタンで行ったものは4〜5時間の時間をとったのに比べて今回は2時間強の時間枠。ほぼ半分の時間枠で、マンハッタンで行ったものとできる限り同じ(リッチな)エッセンスを感じてもらうためにどうワークショップのデザインを調整するか、タイムマネジメントをどうするか、複数テーブルをどうファシリテートするか(これはマンハッタンの時とは全く違う点)などなど、私としてはチャレンジングな要素がいくつかあったのですが、「とにかくやってみないと分からんし何も始まらん」ということで(あくまで準備万端に整えて、ですが)えいや、とやってみました。

結果、成功裏に無事終了した、と言えると思います。

何よりも参加者の方、そして企画者の小林明子氏、企業間フューチャーセンターの方々、などなど色んな方にお世話になり、またご参観に足を運んでくださったこのメソッドの日本における第一人者である蓮沼孝氏やこのメソッドのファシリテーターとして活躍されている佐藤新吾氏からも前もって的確かつ温かいアドヴァイスをいただくなどして、今回のワークショップ、実現・成功いたしました。感謝、感謝です。

ワークショップのあとは企画者、参観者、参加者、そして私ファシリテーターで1時間ほど懇親会(飲み会)。わずかな時間なのにとても盛り上がり楽しいことこの上ない時間を共有して、「また会いましょう」と口々に言い合い散開となりました。

懐かしい再会、新しい出会いにも恵まれた今回の機会。人との出会いって本当にエネルギーを与えてくれます。エネルギーを生みます。

そして「人生はなかなか(かなり?)オモシロイ♬」って思わせてくれます。


日本短期間弾丸帰国、ワークショップ行脚、これにてフィナーレ!

ちょっと疲れたけど(笑)楽しかったっす。日本の食べ物はどれもこれもおいしくて毎回食べ過ぎてたら、昨晩スーツのパンツがキツかった・・・のも、ご愛嬌ってことにします。



posted by coach_izumi at 10:19| Workshopsーワークショップ