2019年06月20日

息子のあめりか〜ん・ライフ

14歳の息子はこの6月でローカルの中学を卒業。先日はどこぞのファンシーな場所借り切りで卒業生のためのダンスパーティ(お値段、14歳でこれかい!?って感じの割と高めの設定でして、DJもいて、ご飯も出たはず)が夜7時から10時まで。←あめりか〜ん、やねえ。その前に友達の家に集まってみんなでビリヤードして(そうなの、フルサイズのビリヤード台がプレイルームに置いてあるオタクなんだ、これが顔1(うれしいカオ)あせあせ(飛び散る汗))、そこの家のお父様に友達みんなと一緒にダンス会場まで連れってもらって、帰りも親が迎えに行って(どうだった?って聞いたら会場から持ってきて出た食べかけのアイスクリームを車でむしゃむしゃ食べながら「楽しかった〜」って素直に言ってるし)。

で、翌日はどっかウォーター・アミューズメントパークみたいなことに卒業学年全員で朝からお出かけ。なんかめっちゃ楽しそうな暮らしじゃない??もうあと数日で卒業なんだけど、毎日何しに学校行ってんの??って感じ。

我が子が友達と楽しそうにしてるのは、親としてもちろん嬉しいのだけど、つい、「アーンタ、なんかいい人生送ってない!?!?ママが14歳の時なんてさ〜・・・ブツブツ・・・」と息子に言っちゃう、狭量なハハです、はい困り

posted by coach_izumi at 22:11| アメリカの生活

2019年06月18日

ガソリンスタンドでの出来事


近所のガソリンスタンドでガソリン入れて運転席に乗り込んでさあ行くかと思ったら、助手席の窓からこちらを覗き込む、何やらごつい30−40代くらいの男性。窓を下げろという仕草で、何やら私と話したい様子。

腕を覆うタトゥーとあいまって、顔も気合い入った感じで、なんかコワイんすけど。一瞬ビビったけど、特に攻撃的な感じがしなかったので、スルスルと窓を開けた。すると、「どこでトレーニングしてるの?」と言う。私、空手の稽古の帰りで、道着着たままだったの(どうせそのまま家に帰ってシャワー浴びるし、と思って)。おー、それかい。

Mt.KiscoのTakahashi Dojoだよー。トラディショナルなジャパニーズスタイルの空手よーと言うと、あー自分はそういうのがやりたいんだ、今通ってるところはうんちゃらかんちゃら(英語が分からなかった)なんだよね。それ、どこにあるの?とさらに聞いてくるので、駅の近くだよ、と言って、町の名前と道場の名前を紙切れに書いて渡した。ググってみればすぐ分かるから。

で、これは道場のためにもっとプロモートした方がいいのかな、と思って「私はこんな弱っちい感じだけどもっとマッチョで強い人いっぱい言いるよー 先生も素晴らしよー」と言うと、「大きいやつほど動けなくて転んじゃうんだよ」みたいなことを言う。ほーこの国でこんなこと言う人珍しい(おまけにこんな感じの見かけだし)。実際、都市伝説みたいな武勇伝を持つ私の空手の先生も中肉中背、決して筋肉隆々自慢って感じじゃなくて、でも、動きキレキレでパンチ、はやっっっ。そして何より緩急のある動きが美しく、それはもうゲージュツ。

そしたらその彼、私の黒帯に気がついていたのか「ファーストグレードなの?」と聞いてきたので、そうだよ、5−6年やっててこの間黒帯になったの、と言うとアメージングだね、コングラチュレーションズ、となぜか感に耐えない、って風に言ってくれて、なんかいい人じゃん。互いにHave a good dayと言って別れた。
・・・のですが、そのお兄さん、なんと最後に"Oss!" つまり「押忍!」と、にっこり笑って言ってくれたのであった。

なんてことないけど、ちょっと心が明るくなった、ガソリンスタンドでの一期一会でした。

posted by coach_izumi at 05:32| アメリカの生活

2019年04月29日

日系人収容所の話題について息子が学校で体験したこと

「今日さ・・・」と、先日、夕飯の時に息子が話をしてくれたんですが。

社会の時間に第二次世界大戦中の日系人収容所について話題になったそうです。その時に当時の日系人の人たちがincarcerateされた(投獄された)と説明があった時に、おそらくはタチの悪い言葉遊びで incinerateされた(焼却処分/火葬された)んだー ヘーイ、みたいな感じでふざけてバカにしたようなことを(息子に対して、ということではなかったようだけど)言うクラスメートがいたんだそうです。息子は「すごく不快だった」と珍しくはっきりと(ティーンエイジャーはぼそぼそしゃべるのが常なんで)と話してくれました。そして、日系人収容所のこと、「すごく悪いことだったって、みんなあんまり思ってないのはおかしい」と言うようなことも。彼の目がちょっと潤んでいたのは、多分気のせいじゃなかったと思います。

でも、社会の先生が、そうやってふざけていた子たちに「面白おかしいことじゃないんだよ」とちゃんと怒ってくれたということと、それから息子の隣にいたクラスメートもやっぱり「面白おかしいことじゃないよ」とその子達に言ったことも話してくれました。

と、そこから派生してあんな話とかこんな話とかイスラムの人達が受けている差別のこととか、いろんな話を家族でして(詳細割愛)、「起こったことは嫌だったと思うけど、こういう大事なことを話してくれてママは嬉しい。話してくれてありがとう」と、まとめました(いや、別にまとめなくてもいいんだろうけど、本当にそう思ったから)。

息子よ、全てを糧にして強くなれ(「なつぞら」風)。

posted by coach_izumi at 14:23| アメリカの生活